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2019/09/04

【十二国記】新刊の泰麒がイケメンになっていて驚き【もうすぐ発売!】

event_note9月 04, 2019 forumNo comments

こんにちは。もうすぐ十二国記の新刊が発売されますね。最後に本編が出たのが2001年。ずーっとまっていましたよ。

本屋に行ったら、広告が貼ってありました。新刊1巻の表紙なんですけどね。泰麒かな?と思いましたが、はっきりとわからず…なんだこのイケメンは!とおもっていました。

これです。

しばらくして、新潮のHPを見たら泰麒だということがわかりました。

でも、私の中で、高校生の泰麒(高里要)はこんなオシャレなパーマっぽい髪型ではなかったな。ストレートで七三みたいじゃなかったっけ?

そうそう。これこれ。まじめな感じのやつ。

あとはこの印象が一番強いな。かわいい方の泰麒。

無邪気に蓬山で過ごしていた頃が懐かしいです。

新刊のお話は、泰麒が陽子たちの協力で十二国に戻ってきた後の話ですよね。戴は荒れていて裏切者もいる。 驍宗を探すお話ってことだけど相当苦労するんだろうな。角きられたし。重い話なんだろうなぁ…。でもたのしみ。

2019/06/06

【十二国記 小説感想】泰麒の家族が辛い!「痴れ者」が私の中でブーム~風の 海 迷宮の岸

event_note6月 06, 2019 forumNo comments

先日風の海 迷宮の岸を読み終えました。

忘れないように、印象に残ったシーンの感想をまとめておこうと思います。

風の海 迷宮の岸で印象的だった内容

女怪の誕生についてわかった

この巻では、女怪がいつ、どこで生まれるのか?も知ることができて興味深かったです。

↓↓↓詳細はこっちにまとめました。↓↓↓
【十二国記 小説感想】白汕子(はく・さんし)~女怪の誕生や麒麟愛は興味深い

泰麒の家族の様子がつらい

おばあちゃんは昔の人だからか、こどものしつけには非常に厳しい。
今の人からみると、一歩間違えれば虐待ですよ。

寒い冬の日に、要(泰麒)そとに出して放置とかしちゃうから。

こんなひどいこと、他の大人が止めてよ!と思うのですが、そうはいきません。

父親もちょっと残念です。
ばあちゃんが要の事をしかると、それを止めるどころか
要と母親を責めるような人。

そして、母親はこっそり泣いている…。

嫁姑がうまくいっていない典型的なおうちなのです。

これは読んでいてつらかった。

この巻は、泰麒が蓬山に行ってからは結構平和なのですが、
冒頭のこの蓬莱での泰麒(要)がどんな生活を送っていたかというところが読んでいて一番 辛かったです。

多分、普段テレビやドラマとかでよく見るような内容でわかりやすいから感情移入してしまうんでしょうね。

泰麒が蓬山にいってからも泰麒自分の麒麟としての能力のなさで悩んだりとつらい部分はありましたが、
麒麟の悩みは空想のお話なのでつらい話であっても日本でのつらい体験よりは感情移入が少ないのかもしれません。

泰麒を探しまわる汕子がせつない

汕子は泰麒がまだ卵果の頃から「泰麒、泰麒!」といって涙を流すくらい泰麒命。

そんな泰麒がいきなり蝕で行方不明になったのは本当にかわいそうだった。

蝕で流れていけば、こっちの世界にはいないだろうに、毎日体がボロボロになるまで
泰麒を探し回って
おり、元気のない姿なのがとてもつらかった…。

しかしその後、延麒により泰麒が見つかり、
呉剛環蛇(ごごうかんだ)をつかって泰麒を取り戻すことができてよかった。
そのあとの汕子は本当に幸せそうでなにより。

麒麟を捕まえれば王になれると思っている「痴れ者」

甫渡宮の近くで泰麒を生け捕りにしようとした男のセリフ。

「俺が泰麒をとらえたのだ。」

麒麟をとらえれば王になれると勘違いしていた
しょうもな~。
昇山してくるなら、王になろうと思うのなら最低限の事は知っておいてよ
しかも、女仙の前で3回くらい「俺がとらえた」を連発。
すごい恥ずかしい人ですね。この人は。

もちろん女仙は激怒。
八つ裂きにしようとしてた。

その後、女仙がこの男に対して何回も

「痴れ者が」

といっていました。

この言葉、ちょっと気に入ってしまい、私の中で「痴れ者」という言葉がちょっとしたブームになりました。
心のなかで会社でむかつくやつがいたら心の中で「痴れ者が!」と言ってみたりとか。

所感

無知ってこわいなぁ(俺がとらえた)

【十二国記 小説感想】白汕子(はく・さんし)~女怪の誕生や麒麟愛は興味深い

event_note6月 06, 2019 forumNo comments

風の海 迷宮の岸を読みました。
女怪に関して初めて知る内容が多く、興味深かったです。

女怪ってなんなの?についてまとめてみました。

女怪の生まれる場所

女怪は麒麟の卵果が実る木の根っこで生まれます。

麒麟は地上の枝に卵果としてなりますが、この場所と対をなすようにして
地下の根っこの部分から生まれます。

しかも、麒麟の実がなってからすぐに生まれます。
そして、卵果のそばで麒麟が生まれるのを十か月待ちます。

人間は十月十日で生まれるというので、
母親が赤ちゃんが生まれるのを心待ちにしているのに似ていますね。

そして、生まれてばっかりなのに自分の仕事が
麒麟を守ることだってことをよくわかっています。

女怪の名前

姓は必ず「白(ハク)」といいます。

泰麒の女怪は 白汕子(はく さんし)

ちなみに
景麒の女怪は 白芥瑚(はく かいこ)
延麒の女怪は 白沃飛(はく よくひ)

ですね。

女怪は麒麟が好きすぎる

汕子は自分が生まれ落ちた時から泰麒の事を考えて、泣きっぱなしだった。
泰麒のことを考えると、愛しくて、うれしくて、幸せな気持ちになってしまうんでしょうね。

泰麒が蝕で流されてしまった時は、いつも遠くまで探しに行って
体をボロボロになるまで泰麒の事を探し回っていました。

自分の体を気にかけることもせず、ただただ泰麒を探し続けて10年。
汕子はとてもつらかったでしょうね…。

よい女怪とは?

色々な動物がまざるほど良い女怪といわれています。

汕子は
首は魚、上体は人、下は豹、しっぽはトカゲ。
4つも混ざっているので良いということなのでしょう。

女怪は姿を消してもそっと麒麟を見守る

隠伏して姿を隠すことができます。

人目につくところでは、騒ぎにならないようにあえて姿を隠します。
しかし、隠伏して姿が見えないことで泰麒が心細くなる時もあります。

その時は、こっそり手だけだして泰麒の手を握ってやったりもします。
本当に泰麒の事が大切なのですね。

所感

だれかの感想で見たけど、
女怪は好きなことが仕事になっていて幸せなことだと書いてあった。

たしかに。いいなぁ。
私なんて、会社の仕事辛くて常にやめたいのに。

2019/05/26

【十二国記】蝕(しょく)とは?その原因は?自然発生なものだけでない

event_note5月 26, 2019 forumNo comments

十二国記、面白いですよね。

陽子が蓬莱(日本)から流れてくることになった蝕。

迷惑なものですが、
蝕がなければ胎果や海客、山客の行き来もない。

蝕があるおかげで、異世界(十二国)だけではなく、日本も舞台の一つとして出てくるので
お話がより面白くなっていますよね。

そんな蝕の原因や影響などが気になったのでまとめてみました。

蝕とは

気の乱れにより、いろんな天変地異(嵐や地震など)が一気に起こるもの。
虚海の向こうとこちらが重なり合うことでなにか大きな力が働く。

そして、一時的に十二国と蓬莱・崑崙に通路のようなものができるようです。
蝕は自然に起こるものだけではありません。一体、どんな種類のものがあるのでしょうか?

麒麟による蝕

まず思いつくのが鳴蝕。
延麒が起こしていましたね。文字通り麒麟が鳴くことで起こります。

延麒がまだ黄山の蓬廬宮にいたころ。
王を選ぶことが戦乱につながると思っている延麒は王を選ぶことを
拒否する気持ちが大きくなり、感情が高ぶった事により蝕が怒りました。

どうやら麒麟の感情が高ぶると蝕が怒るようですね。

泰麒が角を切られたときも蝕をおこして日本にもどっていますよね。

麒麟は普通に蝕を起こせるみたいです。
麒麟は蝕を起こすことができます。月の力を借りて蝕を起こします。

延麒はちょくちょく日本に行っているみたいだし。

しかし、他の物が一緒に行き来すると十二国と蓬莱の両方の世界で甚大な被害が起きます。

陽子が景麒と一緒に来た時は、陽子が流れ着いた付近の農作物は壊滅状態。
になっていることからもわかります。

自然に発生した蝕

自然災害みたいにいつ起こるかわからない蝕もあります。
十二国ではこちらの方が一般的な蝕ですね。

蝕は被害が大きいです。蝕が通り抜けた地域はボロボロになってしまいます。

農作物などがダメになってしまうのに加えて、悲惨なのは
胎果や人が流されてしまうこと。

十二国 ⇒ 蓬莱(日本)にながされると

里木になっている卵果が流されてしまうことがあります。

そうすると、卵果は日本人の妊婦のおなかの中に宿ります。
そして、卵果が日本で問題なく過ごせるように皮をかぶります。

これによって、カラフルな髪の色や目の色が目立たないようになるようです。
っていっても陽子は相当赤い毛に悩んでいたようですが。

すでに生まれた後に流されたらどうなるんですかね…。
普通の海客は言葉がわからないんだから、逆も同じなんじゃないかと想像します。

蓬莱(日本)⇒十二国に流されると

十二国に流されると海客といわれる異邦人として扱われます。

普通の海客は十二国の言葉もわからないのでとても苦労していますね。

陽子のように王になったり、大木鈴のように仙人になれば言葉は
わかるようになりますがそんな人はめったにいないでしょうから
言葉の壁で苦労することになります。

別に悪いことしたわけでもないのに知らない土地に連れてこられて
とても気の毒ですね。

呉剛環蛇(ごごうかんだ) ※蝕ではないが…

これは蝕ではありませんが、
廉麟のもつ呉剛環蛇(ごごうかんだ)という宝は十二国と蓬莱を結ぶことができます。

女怪である汕子 (さんし)が蝕でながされた泰麒を連れ帰るときに使っています。

廉麟は汕子に対して、絶対に手を離さないようにと言っていました。
もし話してしまったら、どうなるんですかね?

蓬莱に行くことはできないみたいなので、
十二国でも蓬莱でも崑崙でもない場所に行ってしまうのでしょうか…。

便利だけどちょっと怖い道具ですね。

【十二国記 小説の感想】塙王が陽子を狙った訳が衝撃~月の影 影の海(下)その 2

event_note5月 26, 2019 forumNo comments

十二国記の新刊発売に向けて、過去の話を読み返して復習しています。

月の影 影の海(下)を読み終えたので感想を書いていきます。

月の影 影の海(下)感想その1も読んでみてください!
月の影 影の海(下)感想その1

月の影 影の海 下巻で印象に残るシーンやセリフ

上巻はただただ辛いだけだったけど、下巻は陽子がただ者でないということがみんなにわかってきたこともあり、
呼んでいて興奮しました。

陽子、人間姿の楽俊と初めて会う

延王の玄英宮で別々に身を整えて顔を合わせた陽子と楽俊。

陽子は人間姿に楽俊と気が付かず、

「連れは…。」「楽俊だよね?」

そして、今までの慎みを持たない行動に後悔する陽子。
顔を赤くして、いつもその姿なら抱き着かなかったのに…といっているのがかわいかった。

陽子を王に推す冗祐(じょうゆう)の一言

延王や楽俊から王になるよう勧められる。

しかし、
陽子はこれまでの行いや自分の考え方をあさましいと思い躊躇します。
生きるために色々やったし、そのために人を利用しようとしたり色々あったもんね…。

でも、そんな陽子にたいして冗祐が一言

「わたしは全部を知っています。」

そして、王座を望むように陽子に言いました。

ずっと陽子に憑依していた冗祐。
剣で人を脅したり、達姐のお金をとったり…そんな陽子をずっと見てきた冗祐。
陽子が十二国に来た時からずっと一緒にいる冗祐にそんな風にいってもらえて、
陽子もうれしかったでしょうね。

延麒と延王

玄英宮で延王と一緒にいる陽子を見た延麒が
「へぇ、あんたもついに嫁さんをもらう気になったか」

に対して延王が
「お前は俺の妻か母でないと礼儀を思い出せないのか。」

このやり取りいいですね。
遠慮ない言い方ですが、お互をよく知ったうえでのやり取り。

陽子と景麒もいつかはこんな風になるのだろうか(たぶんならない…)
でも、ちょっとぐらい冗談が言える中になるとよいですね。

塙王が陽子を狙った訳が衝撃

これは本当にひどかった。
アニメでは、本人と直接会った時に聞かされたんだっけ?

小説では水禺刀により、その理由が明らかになりました。

「儂は死ぬ。慶の胎果にも同行してもらう。」

胎果である延王が作った豊かな国、雁。
これをねたんでいた塙王は、同じく胎果である景王陽子を殺そうとします。
巧を挟んだ両国が豊かな国を作ると塙王である自身が愚かな王だと思われる。
それを嫌って、陽子を殺そうとしていたのです。

王とは思えない。
争いや血を嫌う麒麟に陽子を殺させようとしたこともけしからんです。

他国に干渉したら、王は破滅に向かうことをわかっているはずなのに…。
もうおかしくなっていたんでしょうね。

そんな塙王も、王になったころは志高く、塙麟を気遣ってやっていたのかなと考えると
なんだか切なくなりました。

景麒が再び陽子と誓約

話の最後で陽子と景麒は再び誓約を交わします。

ここは何気にいいシーンですよね。

陽子は景麒が高校に乗り込んできたときにすでに誓約を交わしており、
あらためて行わなくても陽子はすでに王になっています。

しかし、あの時は
陽子が意味がわからずに「許す」と言っています。
何も意味を持たない言葉でした。

でも、話の最後の「許す」は
麒麟や王の役目を知ったうえでのちゃんとした言葉。
陽子の決意も入っているという感じがしてグッときました。

上巻ではただただ辛かったけど、

【十二国記 小説の感想】楽俊が陽子は景王と気づく~月の影 影の海(下)その1

event_note5月 26, 2019 forumNo comments

十二国記の新刊発売に向けて、過去の話を読み返して復習しています。
月の影 影の海(下)を読み終えたので覚書のいみもこめて
印象に残ったシーンやセリフ、感想を書いていきます。

月の影 影の海 下巻で印象に残るシーンやセリフ

上巻はただただ辛いだけだったけど、下巻は陽子がただ者でないということがみんなにわかってきたこともあり、
呼んでいて興奮しました。

陽子と楽俊の出会い

行き倒れの陽子を拾った楽俊。
せっせと陽子の世話をするものの、疑う陽子。

まあ、仕方ないですよね。上巻でさんざん裏切られたし。
達姐に身売りされそうになったり、海客のじいさんに金とられたりとかしたもんね。

蒼猿の言葉に対して、
楽俊を信用しているわけじゃないと答える陽子。

つらいなあ。蒼猿への言い訳のようにも聞こえる。素直に信じられるといいのに。

楽俊を置いて逃げた陽子の葛藤

一時的に楽俊を利用するつもりで、一緒に雁へ向かう陽子。

旅の途中で妖魔が陽子を襲ってきたときに、楽俊と離れてしまいます。
この時の陽子の葛藤がまたつらい…。

助ける暇もなかったので気絶した楽俊をおいてはきたが、
戻って殺しておいた方が自分の身バレを防ぐために良かったか?
とか考えてしまいます。

その後は楽俊を心配して探しますが、一瞬でも殺そうとしてしまったので、
その後楽俊に申し訳なくてたまらないようになります。

まだ心が完全に健康でない陽子が蒼猿のことばや、自身の身を第一に考えて
そのように考えてしまうのも仕方ないですよね…。

雁国への船に無事乗れるか!?ドキドキ

これ、本当にドキドキした。
船に乗るには役人?の前通らないといけないんだけど、見つかることを恐れて
どうしても通ることができない…。

翌日の船に乗るため、前日に街へ入ってばれないように気を使ったり頑張ったりしたのに
船を目の前にして乗れないとは…。

これでしばらく、待たなければいけないのか?と思いきや
思いがけない助け船が(文字通り船です)。

荷物運ぶための船に乗せてもらえて無事先へ進むことができました。
良かった。

壁落人と蓬莱

ここにきて、陽子はやっとまともな海客と会うことができます!

前に海客のじいさんに会ってひどい目にあったことがあるので、
この人にあうのに陽子は相当躊躇したかもしれません。

この壁落人という人。
陽子たちとは違って、蓬莱へ帰ることを望んでいません。

「そこはわたしが革命に失敗して逃げ出してきた国です。」

壁落人が蓬莱から雁にやってきたのは東大の学生だったころ。
東大安田講堂事件で警察がバリケードを撤収しようとなだれ込んできたときに、
食の影響か何かで延にやってきたようです。

東大安田講堂事件、よく知らないけども
学生だった壁落人が大学や大人や国家権力に対して自分の思いをぶつけ、変えようとしたが
結局は権力に一掃されてしまった。

無力感や挫折を感じんだろうか。

壁落人っていうのは雁にきてからつけた名前なんでしょうね。
言葉がわからない雁で先生をしているとはさすが東大出身。

楽俊が陽子=景王と気が付く

「わたしの使用人らしいよ。私を主だっていっていたから」

景麒が台輔っていわれてたよ。ってことととともに楽俊にこう説明する陽子。
使用人って(笑)
あんな偉そうで、高貴な麒麟を使用人って!

そして、この言葉で楽俊がついに陽子=景王と気づきます。
陽子は今まで「ケイキ」といっていたけど、普通の海客が景麒を探すなんて思わないもんね。

陽子が王とわかったときの楽俊の取り乱しようといったらすごかったですね。

本を読んでいる方としては「やっとわかってくれた!実はスゴイで人でびっくりでしょ!」という感じで
気持ちが高揚しました。

陽子はまったくわかっていないのに、目の前に景王がいるとわかった楽俊の態度の変化が
ちょっと悲しくはありましたが。

そんな楽俊に対して

「わたしはわたしだ。」

といって距離をとろうとする楽俊に、思いをぶつける姿がよかったですね。

そして、危険なことに巻き込んでしまい楽俊に謝る陽子。
楽俊は自分で決めたことだから気にしないという態度で返す。
嬉しくて楽俊にだきつく陽子。

ここで、楽俊の「慎みを持て」でましたよ。
これを言っているシーン好き。

所感

月の影 影の海(下)感想 まだ続きます!
月の影 影の海(下)感想 その2

楽俊が登場して、一気に読むのが楽しくなりました。
楽俊が陽子=景王と気づいたシーンは何回も呼んでしまいました。

このシーンはアニメより小説の方が好きだなあ。
アニメは壁落人と楽俊が陽子に叩頭礼していたっけ?

2019/05/17

【十二国記 小説ネタバレ・感想】月の影 影の海(上) ~一冊ずっと辛い話…

event_note5月 17, 2019 forumNo comments

2019年10月に十二国記の最新刊が発売さるということで
これまでの話を読み返してみました。

まずは陽子のお話「月の影 影の海」を読みました。
この巻つらい…。ほぼつらいことしかなかった。

もうすぐ楽俊でてくるよね?そしたらちょっと辛くなくなるよね!と思って
読んだが出てこず…。

どんなつらい内容だったか、それを呼んだ感想など書いてみたいと思います。

景麒が冷たくてつらい

景麒、言葉足らず過ぎです。
高校にいきなり現れて、いきなり「あなただ見つけた。」っていってから状況の説明なし。
確かに、敵に襲われていて陽子を連れて逃げているのでそんな暇なかったかもしれない。

でも、ちょっと落ち着いてからもっと説明がほしい。
芥瑚(カイコ)は陽子をだっこして運びながら、色々と話してくれたというのに。

あと、いきなり剣を渡して使え!とか本当にひどいわ…。

できるか!

陽子逃げた末に、剣は使えない!といって景麒にジョウユウをつけてもらえたから、
剣が使えるようになって良かったけど。

もしも自分がおんなじようにいわれたら、ジョウユウつけてもらう前に
何とか頑張って剣振り回そうとして、すぐにやられていたとおもう。

命の危険を感じて、
戦わないとしにますよ!とか言われても、できないものはできない。

あれじゃあ下手すると陽子にとって危害を加える人物と思われても仕方ないと思ったわ。
誘拐?っておもわれてしまうよ。

達姐の裏切りがつらい

お尋ね者となっていた陽子にやさしくしてくれたのに、それは遊郭に売るためだった。ってのがつらい。

陽子、巧で逃げ回って、心身ともにつかれていた時に
「働き口紹介するからね」とか「しばらくここ(達姐の家)にいていいからね」とか言われて
信じていたのに

陽子を知り合いに売りつけようとして
「身内もいないからいなくなっても誰も(陽子のことなんか)きにしない」
「働き口を(遊郭ではなく普通の宿と)勘違いしている方が悪い」
なんて言っている。

ひどい。陽子が楽俊にあうまで人を信じられなくなるのも無理はない。

海客の裏切りがつらい

宿屋にとまったときに、海客のじいさんが陽子の荷物を盗んでいったのもひどかった。

あの爺さんはひどかった。
同じ日本人だからって、陽子に自分語りを聞かせておいて
陽子が十二国に来ても言葉に困ってないことを知り怒った挙句、陽子の金などを窃盗。

達姐の後のこの出来事だからダメージ半端なかっただろうな。
この国の人に嫌な思いをした後に、母国の人でさえも信じられないとか。きつい。

陽子の同級生や先生の発言がつらい

これは読んでいてつらい人が多い部分なのでは?と思った。
達姐や海客の爺さんの話はあまり現実味がないが、これは現実にありそうなはなしなので
結構心に重い。

いつも普通に接していた高校の友達が、陽子に対して
「話したりするけど、友達じゃありません。」
「八方美人。」
「嫌い。私には関係ないという顔でいじめに積極的に参加しないが、人を傷つけている。」

人に嫌われたくない、仲間外れになりたくないから八方美人になってしまったり、
無難な言葉を誰にでも行ったり。

自分に自信がない私にとっては、そうなってしまうのよくわかると思ってしまいました。

しかし、それが良いともおもっていないので読んでいてつらい気分になりました。

陽子の父親の態度がつらい

陽子のお父さんが嫌だった。男尊女卑のような考え方が多くて。
陽子はつらいこともおおかっただろうなと思った。

勉強する女はよくない とか
そのせいで
学力が高い高校に行かせなかったとか、

女の子らしくしてほしいからジーパンかってやらないとか
いつの時代のひとだよと思った。

一番腹がたったのは、
陽子がいなくなって落ち込んでいる母親に、
「そんなことしてないで自分の世話をしろ」みたいな言い方。

陽子は家出ってではないと言い切る母親に
「家出だ」
「その方が死んだって思うよりましだろ」っていうのが(本当のもっと言葉はきつくないけど)
もう最悪だな。

この父親、陽子がいなくなってどう感じたんだろうか。

所感

全体的によんでいてつらかった。私はアニメから入ったので見ることができたのですが、
小説からはいっていたらつらすぎて1巻で挫折していたかもしれんと思った。

でも、コチョウが襲ってきたときの戦いの表現はすごいなぁとおもいました!
その動きとか手ごたえとか想像できてしまうくらいでどきどき。