大好きだったアニメ「少女革命ウテナ」を見返しています。このアニメは色々と考察してみたくなるアニメ。後でまとめて振り返るために、気になった事をまとめておこうと思う。
今回は決闘について書いておきたいと思います。
少女革命ウテナでの決闘について簡単に書いておきたいと思います。
学園の森にある決闘場。普段門には鍵がかかっており入れません。薔薇の刻印の指輪が鍵となっているようで入ることができます。この指輪を持っている人が決闘できるみたいですね。そして、決闘の資格を持つものをデュエリストと言います。
門を入ると、らせん階段が高くまで続いています。頂上までいくと広い決闘場が。驚くのは、空から逆さに立っている城。西園寺によると蜃気楼のような物ということで決闘場の外からは見えない構造です。どうなってるんだろ?
決闘する二人は、胸に薔薇の花を飾ります。剣を使った決闘で相手の薔薇の花を散らした方が勝者となります。
薔薇の花嫁とは、世界を革命する力の持っています。
勝者は薔薇の花嫁(アンシー)とエンゲージすることができます。デュエリストたちは世界を革命する力を手に入れるために、決闘をしています。世界を革命するといっても世界を支配するとかそんな大きなことばかりではありません。
自分を取り巻く人間関係を自分の望むようにしたい…とか、これまでの自分を脱ぎ捨てたいとかそんなような事も革命なんだと思います。
そこらへんはお話を重ねるにつれておいおいわかってくるんじゃないかな…。いろんなデュエリストたちが登場するので。
アンシーは勝者のものとなり、まるで主に服従するような感じになります。しかし、いったん勝者が敗者となった場合、今までの主従関係がまるでなかったかのような態度をとります。
1話では敗者となった西園寺へのアンシーの態度がわかりやすかったです。。アンシーは勝者である西園寺に対しては、何をされても受け入れるという態度で「西園寺様」と呼んでいました。
しかし、西園寺がウテナに負けて敗者となったとたんに「西園寺先輩」と別人に対するように接し方が変わりました。
第1話なので、主要キャラは登場しただけでその人物像がわかるのはこれから…という感じですね。西園寺が最低ヤロウってことはわかりましたが。
今回は樹璃がメインのお話ですね。この話を昔見た時は、樹璃が好きだったのはあの子だったのか!ということしか印象に残っていません。
見返してみると、樹璃の奇跡を信じたいのに否定する切ない気持ちに注目してみることができて理解が深まったなぁという感じです。
優雅な外見の裏に牝豹の烈しさを隠し持つ生徒会メンバーの有栖川樹璃。彼女がウテナに決闘を挑む。自分が欲する「奇跡」を否定するために。
(C)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
樹璃はフェンシング部の部長で優秀な生徒会メンバー。しかし、裏の姿は先生さえも恐れている。樹璃を怒らせれば教師であっても学園にいられなくなる。そのことを知っている生徒は10m以内には近づかないんだとか。
樹璃、瑠果、枝織はいつも一緒にいた仲良し3人組。瑠果は同じフェンシング部の男子で詩織はマネージャーかな?
枝織は樹璃と瑠果が両想いだと思い込んでいました。しかし、枝織は瑠果の事が好きだった。
樹璃はそんな枝織を今でも好き。樹璃のペンダントには枝織の写真が入っている。
アンシーが「よかったらどうぞ!」と樹璃に薔薇の花を渡そうとするアンシー。そんなアンシーを樹璃が平手打ち。なぜ?と思いましたが樹璃の回想でその理由が!
樹璃が思いを寄せていた同級生の詩織が同じ薔薇を持っていました。
しかも薔薇の花嫁は奇跡の象徴。奇跡を否定したい樹璃にとっては面白くありません。
そのことをわかってやっているアンシーが怖いです。
奇跡なんてものがあるなら、樹璃は枝織と結ばれているはず。しかし、そのようなことは起こらず。
奇跡なんてない。もしもあったとして、自分に縁がないものなら否定した方が楽ですよね。
そんな感じで樹璃は奇跡を否定したいのかもしれません。
樹璃が奇跡を否定する気持ちは、自分の中だけにとどまりません。王子さまとの繋がりを奇跡と信じているウテナをも否定してきます。
ところで、このシーンは樹璃がウテナにキスするんじゃないかとドキドキしました。ウテナの奇跡を信じる話を聞いて、樹璃も信じようと思ったのか?と思わせつつ、違いました。
ウテナに指輪をとれ、気持ち悪いとまで‥
樹璃、突っ走りすぎ。
遠足で動物園に行く予定だったがいけなくなった。本当は行きたかったのに、あんなつまらない動物園行きたくなかったと自分の気持ちに嘘ついてる?お話。
やりたいことができなかったから、自分自身をあきらめさせるために本当はやりたくなかったという事にしているという内容です。
樹璃の軌跡に対する考え方と共通しますね。樹璃は心の奥では奇跡を切に願っていたのでしょう。
ウテナの奇跡を否定するために決闘を挑んだ樹璃。樹璃の剣の腕はスゴいので、ウテナが樹璃に勝つには奇跡が起こらないと無理な状況。
そして、その奇跡は起こります。
樹璃に飛ばされたウテナの剣が落ちてきて、樹璃の花を落とします。
でも、なぜウテナにはこんな奇跡げ頻繁に起こるんですかね。アンシーもしくは、王子さまの意思が強く働いているのかな。
樹璃は戦いを終えて少しだけ奇跡を信じるようになったのかも知れません。
もし奇跡のような力があれば、ウテナからそれを奪ってやる。と再戦を匂わすことをいっています。
また、秘めた思いを成就させるための戦うのかという冬芽の言葉を否定していません。
生徒会は、これまでの決闘の勝敗をホワイトボードにメモってますね。
これが、おもしもかった。ずっと書いてほしいな。 ↓こんな風に決闘の感想が添えられています!
樹璃の裏表や好きな人についてなど、まさか!という展開でしたね。
この回を好きな人って多いんじゃないかなと思います。一見完璧に見えるのに、あんなに繊細な悩みを抱えているなんて。
(C)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
カレーの爆発が原因で、ウテナとアンシーの人格が入れ替わってしまった。その責任をとるために七実たちはカレー粉を求めてインドへ旅立つ。
ウテナ達は調理実習でカレーを調理。爆発が起きてアンシーとウテナが入れ替わります。バスケで男子を任したりして活発なアンシー(なかみはウテナ)と薔薇の世話をするしおらしいウテナ(なかみはアンシー)
七実の取り巻き立ちに因縁をつけられたアンシー(なかみはウテナ) が仕返ししているのはちょっとすっきりしました。
カレー爆発事件が起きたのは、七実が調理実習につかうスパイスを「」に変えてしまったから(実は違うが)冬芽に怒られてインドへ再びスパイスを探しに行く。
なぜか像が襲ってきてボロボロになりながらスパイスをゲット。
取り巻きたち3人も連れていかれてかわいそうに…。でも、いじわるした因果応報ってやつですかね。今回の影絵少女の劇も「因果応報」がテーマと明言していました。
しかし、アンシー・ウテナの入れ替わりはスパイスのせいではないのですが…。
スパイスのせいで二人が入れ替わったと思われていましたが、調理実習室で未使用のスパイスを発見。実はスパイスが使われていませんでした。
入れ替わった原因は、なんとアンシーが普通に作ったカレーのせい。
スパイスが使われていなかった!とサラっと書かれていますが、これはよく考えるとちょっと怖いです(アンシーが)
ほら。やっぱりアンシー怖いわぁ…。七実への報復がえげつない。
アンシーと西園寺は2週間に一度、交換日記をしているそうです。まだやっていたのか!と思いました。
交換日記を渡した場所が、体育館の倉庫。ほかの人には秘密ってところが燃え上がるんですかね?
アンシーの姿をしたウテナが日記を書くことになり、その中身が判明!なんと絵日記だった!上手とは言えないイラスト入りです。
ウテナを倒して抱き合う西園寺とアンシーのイラストが!しかもウテナのイラストがひどいです。毛が6本しか生えてないつるっぱげにかかれており「天上 バカ 男女」と悪口が。
こんな面白い日記、他のページも是非見てみたかった。
アンシーが再びカレーをつくったことでウテナとアンシーは元通り。しかし、同じくカレーを食べた西園寺とチュチュが入れ替わりました。
チュチュの方は、緑の髪のけが映えて道着を来て竹刀をふっていてとてもかわいい!しかし、西園寺の姿の方は…なんかあの姿で木の上でバナナ食べてる…。かわいそうに。
七実、嫌がらせしたばかりに大変なインド旅行でした。西園寺って本当にしつこい男だけどそれを拒否しないアンシーは小悪魔だな。というか、七実への仕返しを考えると小悪魔じゃない。悪魔だな。
少女革命ウテナを見返しています。気になったシーンやセリフなどを忘れないように書き留めておきたいと思います。
友達のいないアンシーのために、ウテナは彼女と一緒に舞踏会へ行く。だが、その舞踏会には、ある者の仕掛けた恐ろしい罠が待っていた。
(C)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
ウテナが持っている薔薇の刻印の指輪。冬芽も同じものを持っているのでまるで運命かというように思わせぶりな態度をとります。
ウテナは、昔指輪をくれた王子様が冬芽であるかも…。と勘違い。事情を知らないウテナにこんな方法で近づくとはちょっと卑怯ですね。
ダンスパーティー用にウテナにドレスを贈ったりして、ウテナに興味深々ですね。
ダンスパーティーに行ったウテナとアンシー。ウテナは冬芽から、アンシーはパーティーの実行委員会から届けられたドレスを着ます。
ウテナはピンク色のドレス、アンシーは緑色のドレス。ウテナのドレスはエンディングのお姫様のドレスを思わせますね。二人とも素敵です。
ウテナのドレス姿について女子たちは「ウテナが女装している!」と…。
しかし、冬芽だけは綺麗だとべた褒め。最初から一人の女性として見ています。
アンシーに贈られた黄緑色のドレス。実は七実が用意したもの。なんと水に溶ける素材でできており、わざと人前でシャンパンをかけます。
兄がアンシーの事ばかり話すから、兄がアンシーを好きと思い込んでの行動です。そういう対象じゃないんだけどね。
こんなドレスを用意しただけでもひどいですが、その前にアンシーと会った時に仲良くしたいと言っておきながらこの行動というのがとてもいやらしいです。
しかも、アンシーとお近づきになる方法もゲスイ。自分の手下をアンシーに絡ませてから、助けるフリをしたりとかして。
七実って、今回は嫌な奴ですけど全体を通してみていくと憎めないキャラなんですよね。
今回は、これと言って気になるところはあまりありませんでした。しかし、アンシーのピンチをウテナが救ったことで二人の距離が縮まったようでうれしいです。
生徒会メンバーの一人、天才少年・薫幹。彼は姫宮アンシーに興味を持つ。アンシーこそが、彼が求め続けた「輝くもの」なのだろうか。
(C)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
薫幹(愛称:ミッキー)が登場しました。人気ものなので生徒たちの会話からプロフィールが語られますね。
薫幹は、ウテナと同じ中等部。ウテナより1学年下です。冬芽の妹の七実と同級生ですね。
特技のピアノとフェンシングは全国レベル。学力はすでに大学レベルを学んでいる。しかもかわいらしい感じなので年上の女子からも大人気です。
ミッキーは 一人でピアノを弾くときはいつも「光さす庭」という曲ばかり弾いています。ミッキー曰く、
この曲しかピアノを弾く理由はない。
ある人に聞いてもらいたい。求める音にならない。
そうです。「ある人」とは誰なんですかね?ミッキーの回想で一緒にピアノを弾いている女の子が出てきたので、おそらくその子でしょうか?
「ある人」にきいてもえるように何年も練習しているみたいです。しかし、ミッキーはピアノの才能が凄いはずなのに、何年弾いても納得いかないとは変ですね。
ミッキー曰く、
永遠の美しさをもっていないと弾けない
らしいです。
永遠の美しさって何なんでしょう?後述する「輝くもの」でありすでに「なくしたもの」なのかなと思っています。アンシーにその代用となる可能性を見出したんじゃないかな?と推測します。
ミッキーはウテナに、
輝くものをみつけた。なくしたものを取り戻せるかもしれない。
「輝くのも」「なくしたもの」とはなんでしょう?
おそらくアンシーの事を言っているんだと思います。幹がアンシーにときめく描写が多くあったので。
それでは、「なくしたもの」とはなんなのでしょうか?
ミッキーは、話の後半でアンシーが弾く「光さす庭」を聞いて
妹の音色と同じだ。光さす音色と同じ
といって喜んでおり、妹のピアノを重ねているようです。ミッキーは妹とピアノを弾いていた頃はとても幸せだったみたいです。
「なくしたもの」とは妹が奏でていたような音色で幹が理想ではないでしょうか。そしてその音色を聞いていた頃の幸せな生活も含むのかもしれません。
アンシー、ウテナ、幹、七実で勉強するシーン。七実がアンシーの評判を下げるためにいたずらを仕掛けようとします。しかし、このいたずらが変!なんでそんなの思いついた?というものばかり
というもの。いじめる方の七実もおかしいのに、アンシーはさらにその上をいくという。薔薇の花嫁の力で七実のいじめに対抗したんですかね…。
七実の訳の分からないこういう行動が好き。
幹が同じ曲ばかり弾くのって、過去の素晴らしい時をもう一度…と思って
今回は七実の意地悪さが炸裂していましたね!その方向がちょっと(いや、かなり)おかしいとこが憎めないなぁとおもいました。
以前にこの話を見た時は、ミッキーがアンシーを好きなんだろうなと思っていたのですが単純にそれだけの気持ちではなかったのですね。
最近、少女革命ウテナを見返し始めました。後で気になりそうなシーンやセリフを忘れないように書き留めておこうと思います。
(C)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員
決闘の勝利者であるウテナは、薔薇の花嫁であるアンシーとエンゲージすることになる。当惑する彼女の前に、再戦を挑む西園寺が現れる。
決闘の勝者となり、アンシーとエンゲージすることになったウテナ。
そして、エンゲージすると一緒に住まなければいけない決まりみたいですね。薔薇の刻印の掟らしいです。 エンゲージしてからすぐ、アンシーがウテナのクラスとなったのもこの掟にあたるのですかね?
西園寺もエンゲージ中はアンシーと一緒に暮らしていたんですかね?心配になります。
ウテナ達が住む寮に押しかけてきて、アンシーへ自分の物だろと言い張る西園寺。しかし、エンゲージしてない西園寺には冷たい態度。怒ったアンシーに平手打ち。
後日、冬芽にエンゲージしていないから仕方ないだろと言われたのに対して、
彼女は永遠に僕のいう事をきくと交換日記にかいてあった。
と衝撃な発言。してたのか…と冬芽も驚いてた。
あんなにオレ様なのに、純情な付き合いをしていたことにびっくりです。
薔薇の花嫁や決闘のシステムについては「世界の果て」と呼ばれる人物から連絡が来るみたいですね。 生徒会メンバーには世界の果てから手紙が届き、これらの情報をもらえるらしい。
しかし、 これらの手紙に従うかどうかは自由。今のところ、生徒会メンバーは「世界の果て」の意志ではなく、自分の意志でこの決闘ゲームに参加しています。
ウテナが登場するまでは生徒会メンバーだけがこの事実を知っていると思っていたみたいですね(樹璃いわく)。
樹璃により、薔薇の刻印の指輪を持つものだけが決闘に参加できるという事が語られました。この指輪がどういう基準で配られているのかはまだわかりません。
らしいですね。まあ、そうでしょうね。そうじゃないと、早い者勝ちになってしまいます。
ちなみに、勝者が決闘を断れないというのは生徒会の決まりであり、生徒会のいう事を聞かないと学校にいられないと校則でも決まっているのでこれを破ると学校辞めなければいけなくなります。
決闘の時、アンシーとエンゲージしているウテナは、薔薇の花嫁の胸から剣を抜き出します。これがディオスの剣です。
アンシーは
「気高き白の薔薇よ。私に眠るディオスの力よ。主にこたえて今こそ示せ。」
といい、胸のあたりが光出します。その後にウテナがアンシーの胸から剣を抜きます。そそしてその剣を上に向けて「世界を革命する力を!」叫ぶウテナ。カッコイイ!
西園寺曰く、ディオスの剣は
ディオスの剣はそれ自体が特別な物ではない。優れたものが持つ王者の剣。
らしいです。が、この剣を使って西園寺にかってしまうのです。これは剣の力なのか、ウテナだからできた事なのか?どうなのでしょうか。
アンシーを取り戻そうと再決闘をウテナに申し込んだ西園寺。
薔薇の花嫁に興味がないので決闘にはわざと負けると言っていたウテナでしたが、いざ攻撃されると胸の薔薇をかばって負けようとしません。
剣道部の主将で高校生の西園寺が、中学生の女子であるウテナと対決。しかも、 以前は油断したので今度は本気を出して戦ってきます。ウテナ、絶対絶命!
その時、上空の城から王子様が下りてきます。そしてウテナに憑依。素早く西園寺に近づいての薔薇を攻撃して散らします。
なんで、ウテナに乗り移ったのでしょうか?この勝利には、いつも冷静なアンシーもちょっと驚きの表情でした。
生徒会メンバーが生徒会室?に行くときに冬芽がエレベータで言っていた言葉。
卵の殻を破らねば雛鳥は生まれずに死んでいく。
我らが雛だ。卵は世界だ。
世界の殻を破らねば我らは生まれずに死んでいく。
世界の殻を破壊せよ。世界を革命するために。
この言葉、どういう事をいっているんですかね?
このまま何もしないでいると、世間一般その他大勢に埋もれてしまう事をなげいているのでしょうか?アンシーとエンゲージして世界を革命する力をてにいれて、一発逆転をねらっているのかな?
これも冬芽のセリフ。生徒会メンバーとトランプをしながら話します。
「世界を革命する力を手に入れるのだ。我々は。」
「だから戦い続けなければならないのだ。」
「我々は」と言っています。決闘によりアンシーを手に入れたものが力を手に入れるから、てっきり「周りはみんな敵」という感じかと思っていましたが、生徒会で世界を乗っ取ろうとでもおもっているんだろうか…。
今後の生徒会メンバーの言動が気になりますね。
なんでそんなこと(花嫁)をしているの?というウテナの問いに対して、
(ウテナが学ランを好きで着ているのと)私も同じです。
アンシー好きでやっているというのです。趣味でこんな事をやるわけないし、なぜでしょうね?誰かのためでしょうか?どんだけMなの。
西園寺にひどいことをされたりしているのに、好きで花嫁をやっている理由が何なのか気になりますね。
西園寺との決闘に「わざと負ける」といったウテナにたいして、「どうぞご自由に」と冷たい表情のアンシー。この表情はいったいどういう気持ちだったんでしょうか。
アンシーはウテナが「わざと負けることを辞める」と見越していたのかもしれません。
西園寺をはじめ、生徒会メンバーは「世界を革命する力」を手に入れようと欲に駆られてアンシーを手に入れようとします。ウテナもこれらの人と同じだろう…どうせ「世界を革命する力」のために決闘を続けることになるに違いない。と。
そんな気持ちがこの冷たい表情にあらわれたのではないでしょうか。
アンシーの予想通りウテナは「わざと負けることを辞める」ことになりました。しかし、ウテナがそうした理由は、アンシーが思っていた理由ではありませんでした。
ウテナがそうした理由は「チュチュのため」。西園寺とアンシーがエンゲージするとチュチュがいじめられそうだからという理由。これを聞いた時のアンシーの顔は少し嬉しそうに見えました。
第2話も面白かったです。西園寺にひどいふられ方をした若葉も元気になったようで良かったです。
次回はダンスパーティのお話。冬芽の妹の七実が出てきますね。楽しみです。
最近「少女革命ウテナ」の1話をみかえしてみました。悪れないように見どころを書いておこうと思う。
冒頭でおとぎ話のような短いお話が。
その①
あるところに父と母を失ったお姫様がいました。そこに王子様があらわれバラの香りで包み込み、そっと涙をぬぐってくれました。そして「一人で深い悲しみに耐える小さな君。その強さ・気高さをどうか大人になっても失わないで」といい指輪をわたす。その指輪はエンゲージリングだったのでしょうか?
その②
お姫様は王子様にあこがれるあまり、自分も王子様になりたいと思うようになった。
というようなもの。①、②ともウテナを思わせるキャラが登場する。ウテナの小さい頃の話みたいですね。
ウテナはデュエリストとして薔薇の刻印の入った指輪をしています。これは、おとぎ話にでてきたものと同じです。おとぎ話では王子様からもらったことになっていますが、ウテナは誰からもらったかを覚えていません。
この指輪は誰からもらったものなのか?気になりますね。
ウテナは中学生。「守られるお姫様よりも、カッコイイ王子様になりたい」ので学ランを着ているんだって。変わり者ですね…。
でも、女の子からの人気がスゴイです。バスケで男子と対戦して勝利。それをみた女子たちが「ウテナさまー」という黄色い声!男の子よりもモテています。カッコイイ王子さままっしぐらのようです。
ウテナの同級生の女の子若葉。ふざけてウテナの事を(異性のように)好き!といってじゃれてきます。
ちなみに、昔お母さんに「あなたは玉ねぎ王国のお姫様だよ」と言われたらしい。
西園寺がエンゲージ中のアンシーを平手打ち。自分の所有物かのようにできると思っているのがひどいですね。
西園寺をひそかに思っており、ラブレターを渡した若葉。その手紙が掲示板に張られてさらし者に…。それをウテナに責められて笑う西園寺。サイテーなやつだ…。
決闘の時の二人の武器!西園寺が真剣なのに対してウテナが竹刀。なのに全力でウテナに剣を刺しに来ようとする西園寺。ほんっと、最低な奴だな。それで負けて、エンゲージ解消されたアンシーに「西園寺先輩 (エンゲージ中は西園寺様) 」と言われてプライドズタボロだね。ざまあみろって思ってしまった。
会長の冬芽、樹璃、幹が登場。みんな西園寺のやりたい放題を良く思っていないようです。幹、かわいいのにストップウォッチで時間測っていてへんな奴に見える。
冬芽はウテナが西園寺に勝った所を見て気に入ったよう。「僕のハートに火をつけた」とかいってチャラそうな生徒会長だなぁ。
樹璃は今のところまともな感じ。
まだ一話なのであまり進展はないです。登場人物の個性的なセリフや振る舞いもこれからでしょうね。
ついに、幹はウテナに決闘を申し込んだ。決闘に勝って、姫宮アンシーを自分のものにするために。失われた「輝くもの」を取り戻すために。
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樹璃と幹がフェンシングで対戦。幹が勝ちます。そのあとに樹璃が、
完成していないことが君の強さだ。君の剣は戦うためじゃないな。
これって、どういう意味なんだろう…。よくわからないなりに考えてみます。
「戦うため」ではないのなら反対の「守るため」という事になります。幹はアンシーを決闘により奪い合うことに反対しています。アンシーを守りたい!と思ってその結果力を発揮するタイプに見えます。そういう事をいっているのでしょうか?
しかし、「完成していないことが君の強さだ」がすごくわかりません。
幹は過去にすごく執着していますね。
幹がずっと弾いている「光さす庭」は妹と作った曲。文字通り、光さす庭で作られた曲です。そこには幹のすべてがあったと言っています。よほどこの過去の思い出が素晴らしいものだったのでしょうね。
アンシーのピアノがあればあの頃のような幸せを取り戻せると思って、アンシーに惹かれているように思えます。
しかし、不思議です。妹の梢は実はピアノが下手でした。どうしてアンシーと梢の音色が同じに聞こえたのでしょうか?
幹の記憶違いだとは思いますが、アンシーが幹の記憶を操作したとも思えます。
二人は仲が良いようには見えませんね。
昔は一緒にピアノを弾いていて、あんなに仲が良かったのに…。
今では、妹の梢はピアノを弾かずに男子を誘惑するちょっと悪い女?小悪魔ですね。幹に対して、「わたしとまたしてみたい?」と言っていたのが気になります。
これって、ピアノを一緒に弾くことっていう解釈でいいんですよね?それとも肉体関係ってことはあるのでしょうか?直後に、冬芽と梢が事に及んだような描写があったので、もしかしたらと思ってしまいました。
本当に一方的過ぎて切なかったです。アンシーって、幹をわざと煽ってウテナと決闘させましたよね。こわい。
「ウテナが辞めろといったらピアノはやめる」と幹に言って、幹が薔薇の花嫁を自分のものにするように仕向けている。
幹が、アンシーをウテナから解放するのはアンシーのためと思って戦っているのに
「ウテナ様ー。やっちゃえー」って戦意喪失するような事をいう。これはウテナを勝たせるためにわざとやっているように見えます。なぜウテナを勝たせたいのか。
ウテナに愛情をもっているからとは思えないのですが。
幹、なんだか独りよがりになってしまいかわいそうでした。でもウテナに再戦することを誓っており、懲りないなぁ…と思いました。見事アンシーの作戦にはまっている感じ。
今回はギャグ回でした。これといって考察するような内容はなかったと思います。
ギャグに振りきっており、これはこれで面白い回でした。
七実は、実の兄である冬芽が自分の命を狙っていると思い込んでしまう。そんな彼女の前に「王子様」が現れた? その王子様は、実は……。
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七美のピンチを救ったことで、付き合うことになった石蕗美蔓(小学生)。七美から告白したのになぜか七美の下僕になっている。
テストのカンニングまで手伝っている姿はとっても一途。
でも、見ていて悲しくないんですよね。石蕗本人は生き生きしているし。そして、じつは七美にひどいことをしていたし。
その昔、七実があばれ牛に襲われそうになったときに、冬芽が助けたのを見て七実のお兄さんになりたいとずっと思ってきたからです。
しかも、冬芽にあこがれているというわけでもありません。七実の兄のポジションにつきたいのです。変わっている。
七実の兄じゃなくてもいいのでは?そもそも小学生なので七実よりも年下なんですけどね。
石蕗が七美にしている事は、ストーカー。しかも七美の命を危険にさらしています。ということで七実の命をねらっていたのは冬芽ではありませんでした。
昔、七実救った冬芽のようにピンチになった七実を救いたいからって理由。やばい奴…。
木材倒したり、受けキバチを落としたりとか犯罪ですね!ま、このお話では変な奴!くらいで見るのが面白いです。
七美が車に引かれそうになったとき、犯人の男のシルエットが見えました。石蕗のシルエットのはずですが、とても小学生に見えなかったんですけど‥。
車のライトが当たって大きく見えただけなのか?それとも七実の願望?もしくは誰かの陰謀?
七美にとって石蕗は
冬芽≫≫‥‥石蕗>その他大勢
って感じですね。大切な下僕らしいです。
それでも兄に次ぐポジションですね。
あんなにこきつかっているけど、毎日七美にラブレターをくれるその他大勢の男子たちよりは石蕗の方が大事な存在。
あばれカンガルーが向かって来たときに、七美が石蕗を抱えて逃げたのは感動しました(ちょっとだけ)
石蕗が七美の家の養子になって弟になる!といっていたけどどうなったんだろう?冬芽も七美も反対はしてないし。
七美が冬芽に向ける思いに比べると、冬芽の妹思いはいたって普通です。
でも、最後にあばれカンガルーから七美を助けるところはさすかですね。
いきなり上半身裸でボクサーの装いになったのはびっくりしましたが。もちろん誰もつっこみません!
前回、あんなに全力で戦って精神的ダメージウケたのに、ウテナと仲良ランチしていて驚き。
決闘と普段の生活は別、ってきっぱりわりきっています。まあ、ミッキーは基本的にいい子だからなぁ~。
七実が兄卒業か?と思われましたが、やっぱり無理でしたね。
それにしても鳳学園(とその付近)はあばれ○○が多すぎですね。
あばれ馬、あばれカンガルー…。鶏もいたりして意外でした。馬は乗馬のためとかで飼ってそうだけど、他はなんのために飼っているんだろう。
以前にマンガ喫茶でサラっと読んだことはありますが、内容を忘れてしまいました。アニメと比較したくてもう一度よんでみました。
1巻ごとに違いを書いていこうと思います。
今回は、1巻の違いについてかきます。アニメ版の3話(舞踏会の話)までに当たります。
転校する前のお話がかかれています。
前の高校ではウテナのことを慕う男の子がいたりします。というか、前の学校の生徒でセリフがあるのはこの男の子だけです。
ウテナが男子用の制服の事でしかられているのは前の高校での事でした。
アニメ版では、ごっそりと抜けている部分ですが、なくても違和感ないという感じ。
ウテナのことを好きな男の子はたぶん二度とでてこないだろうから。私はアニメ版から入ったので、この話はあまり興味をもてず、ササっとよみました。
両親をなくしたのはアニメと同じです。しかし、マンガ版ではウテナはきれいなおばさんがおり、同居しています。名前は百合花さん
百合花さんはその後、仕事の都合で外国へいってしまいます。
それを機にウテナは鳳学園へ転校します。ちなみにウテナが鳳学園を選んだ理由は王子さまからの手紙です。
アニメ版ではおばさんが出てこないことで、現実世界じゃないような不思議な感じが強調されます。ウテナの世界観の解釈も広がる。他の生徒の両親も出てこないからその方がいいかな。でも、マンガでは必要なお話にも思えます。
アニメ版は扉を引くためハンドルを握ると、薔薇の刻印の指輪に反応して水滴が一粒とんできます。そして門が開く。
漫画版は、観音開きの扉の中央にあながあり、そこに手を突っ込んでいました。しかも、認証するまでは手が抜けなくてあせるというおまけ付き。
マンガ版をもとに、デザインを練ったのでしょうね。
舞踏会で真剣をもって切りつけてきます‥。怖い。マンガ、アニメ共に危ない奴であることは間違いありません!
漫画のチュチュがかわいくない‥。アニメは1.5等身なのでマスコットっぽくてかわいい。が、漫画の方は2.5等身くらいで結構マッチョ。ほっぺたが色を塗ったように、丸くて目立ちすぎかな。
アニメ版から入ったので、どうしてもアニメ版贔屓になってしまう‥。
関連記事:マンガ1巻にあたる1話~3話の考察も読んでみてください!
少女革命ウテナの最終回を見終えました。
幼い頃に王子様に会い、王子様にあこがれてきたウテナ。ウテナは結局王子様になれたのでしょうか?忘れないように考えをまとめておこうと思います。
ウテナは世界の果て(=鳳暁生)との戦いの末、ボコボコにやられてしまいます。最後は棺の中のアンシーに手を差し伸べて救い出そうとしたけれど、棺の中から救い出すことができませんでした。
それでもウテナは王子様になったのだと私は思っています。
そう思えたシーンを挙げていきます。
ウテナは鳳暁生への恋心から、王子様ではなくお姫様(薔薇の花嫁)になりそうになりました。
しかし、それを振り切って暁生からアンシーを守ろうとします。もうこれは立派に王子様でしょう。暁生の甘い罠に引っ掛からなかった事は、「気高さを忘れない」という王子様の条件を見事にクリアーしたなと思いました。
ボロボロになりながら、薔薇の扉を開けたと思われるウテナ。扉を開けた描写はありませんでしたが、その奥だと思われるアンシーが入った棺にたどり着いています。
王子様である(だった)暁生でさえ開けられなかった薔薇の扉の奥へ進んだという事は、ウテナが王子様であるといっても良いのではないでしょうか?
暁生がディオスの剣の代わりにしようとしていたウテナの剣は折れてしまいましたが、剣がなくなったからといって王子様ではないとは限りません。
だってディオスの剣が消えてしまっているけどディオスは一応王子様です。剣なんて王子様の象徴、その思いの結晶のようなもので本体ではないんだし。
ボロボロのウテナが薔薇の扉をあけようとする所をジュースを飲んで見物していた暁生とディオス。しかも寝っ転がりながら…。
ディオスの態度はウテナに期待はないと言わんばかり。暁生と一緒にくつろいでいるディオスは暁生(世界の果て)に同化され、王子様の部分が失われつつあることをあらわしていたのだと思います。
しかし、ウテナがアンシーの棺を開ける所までいくと急に暁生と距離を取りました。
これは、ウテナに王子様として力が生まれたことの現れなんだと思います。
関連記事:
ウテナは最後にはお姫様(アンシー)を助け出すことができました。それが王子様である証なんだと思います。
決闘場の薔薇の棺桶からは救い出すことができませんでした。しかし、このことがお姫様(アンシー)を救えなかったという事ではありません。それはアンシーのその後を見ればわかります。
アンシーはウテナが消えたあと、ウテナを探すために(それだけではないでしょうけど)薔薇の花嫁を自ら辞めています。このことを見ても薔薇の花嫁を辞めるキッカケとなったのは明らかにウテナです。つまり、ウテナがアンシーを救ったという事なのです。
ウテナは最後には見事に王子さまになることができたんだなと思います。なのに、アンシーとのハッピーエンドの最後が見られなかったのは残念ですね…。
少女革命ウテナを見終えて、OPの歌詞についてじっくりと考えてみます。
アニメの内容とOPが紐づかない物もよくありますが、このOPは本当にウテナにピッタリな歌詞だなあと思います。
最終回まで見てからOPを聞くと、あのシーンや出来事を言っていたのか?と解釈してしまいます。その内容を忘れないように書いておこうと思います。
歌詞を読むと、アンシーの気持ちを歌っているようにおもえてくるんですよね。歌詞から連想するシーンや歌詞の解釈を順を追って説明していきます。
光り射すガーデン手を取り合い誓い合った慰め合った
もう恋は二度としないよって。
いきなりだけど、ここの部分は解釈は難しい。
恋をするというのは、アンシーが暁生に依存していた事をいっているのかな?そのせいでつらい思いしたし。
ほほを寄せ合って映る写真の笑顔に少しのさみしさ詰め込んで。
この写真っていうのは、最終回の最後にでてくる写真ですかね?ウテナとアンシーの手つなぎツーショット写真。
あの写真を見た時は少し驚きました。写真を撮るとき、アンシーが暁生とウテナの間に入ってきましたよね。そのシーンを見た時は、アンシーが暁生とウテナが隣でくっついている事にやきもちを焼いているのだと思っていました。
しかし、最終回の最後に出てきた写真をよく見ると、アンシーはウテナと手をつないでいます。じわじわと感動がきました。 まさか、暁生とウテナの間にはいったのがウテナと手をつなぐためだったとは。あのシーンでアンシーがそんなにウテナの事を好きだとはお思いませんでした。
ウテナ・アンシー・暁生の3人でとった写真だと思いきや、暁生がまさかのフレームアウト。これにはちょっと笑えた。この写真を撮ったのはアンシーですよ?兄ちゃんどうでもよかったとはね。
夢を見て涙して傷ついても現実はがむしゃらにくるし。
アンシーにとって、ウテナと一緒過ごすのは夢なんだろうか…とちょっと切ない。
いつしかアンシーにとってウテナが特別になりました。でも、アンシーは暁生の妹。大好きなウテナを利用しなければいけない。ウテナとの時間を無邪気に楽しく過ごすことは夢なのだろうか?…と切なく思いました。
暁生や生徒会メンバーにより、薔薇の花嫁という現実ががむしゃらにやってきてしまいますし。
自分の居場所存在価値を見つけたい。
アンシーはこの気持ちが強いですよね。最終回では薔薇の花嫁を辞めて、この言葉の通りに旅に出ていったのではないかな?
薔薇の花嫁だったころは「薔薇の花嫁が居場所であり存在価値」だという思いが強かったため暁生に利用されてしまったのかな?とも思いました。
今日までの自分を潔く脱ぎ捨てる裸になる。
自由を舞う薔薇のように。
この部分の「潔い」については、二つの事を思いました。
一つ目は「今まで依存していた暁生をスパッと捨てた」という事。
二つ目は「ウテナが消えたのにメソメソせず↑のさっさと決断をした」という事。
例え二人離れ離れになっても私は世界を変える。
OPの始まりでは、ウテナとアンシーが眠っている姿が描かれていました。そして、この歌詞が流れるときには、ウテナだけになっています。
眠っているだけのウテナの目線での歌詞とは思えません。
アンシーがウテナと離れ離れになって、それでも世界を変えようとしているんでしょうね。
実際にアンシーはウテナと離れても自分の世界を変えましたよね。暁生中心だった世界を捨てましたし。
国語が苦手なので、突っ込みどころ一杯かもしれません。
でもいいんです。自由に解釈!人それぞれ!
アニメのウテナを見始めてから、原作がどんなだったか気になったので読み返しています。マンガ2巻を読み終えたので、アニメとの違いを忘れないように描いておこうかと思います。
アニメ版では幹はアンシーの事が好きです。最後の方ではウテナの事が気になるとはいっていますが。
マンガでは幹の好きな人がいきなりウテナです!
びっくりしました。
マンガでは梢のブラコンがスゴイです。
アニメ版では兄に対して素っ気ない態度で幹を好きであることを隠していましたが、マンガではベタベタです。私が認めた子しか幹は付き合っちゃダメ!みたいなことを言っています。
薔薇の刻印の星座表というものがあります。円状に星座マークが並んでおり、円の中央に薔薇の刻印が描かれているものです。この表に誰と誰が決闘するか書かれています。
これはマンガだけの設定。鳳学園の生徒会長は何もかも特別らしく、寮も特別。一人で住んでいます。しかもホワイトハウスと呼ばれる建物。
鳳学園、生徒会の権限が強すぎます。
アニメ版ではアンシーを思いのままにしたいという理由で幹がウテナに戦いを挑みます。
マンガではさらわれた梢を助けるためにという理由です。
2巻では本編とは別に「カレーなる変身」というお話が掲載されています。アニメ版の「8話 カレーなるハイトリップ」のもとになっているお話です。
アニメでは誰目線というわけでなく描かれていますが、
マンガではチュチュ目線。チュチュが語り手になって物語が進みます。ちなみにチュチュは「~チュ」という話し方です。
アニメではカレー爆発は調理実習。授業としてカレーを作っています。
マンガではウテナとアンシーの寮。食事としてカレーを作っています。
一番の違いはここですね!なんと七実がでてきません。
アニメではアンシーとウテナを戻すために七実がインドに行きスパイスを探しますが、
マンガではチュチュがスーパーに激辛スパイスを探しに行きます。
アニメを見てから呼んだので七実がいたいとちょっと物足りなかったかも。
アニメ版って、大胆に設定を変えていることがわかりました。自分ではアニメの方が好きなので問題ありませんが。
今日、少女革命ウテナの最終回を見終わりました。不覚にも泣いてしまった…。
何年か前に見た時は、ウテナがナゼ戦っていたのかあんまり気にせずに見ていました。
せっかく見終わったので興奮が冷めないうちに、自分なりの解釈について書いていこうと思います。
ウテナが望んだ革命とはアンシーを薔薇の花嫁から解放すること。過去のしがらみからアンシーを解放することです。
ウテナは最初の頃から決闘にも世界を革命する力にも興味がありませんでした。そんなウテナがなぜ革命を望むようになったのでしょうか?
ウテナが革命を望むようになった理由の一つは、アンシーと一緒に過ごすようになってアンシーの苦しみを理解するようになったからです。そんなアンシーを苦しみから解放したいと思うようになったからです。
アンシーは、自分のことをこんな風に言っています。
私は薔薇の花嫁だから、心のない人形だから体はどんなにさいなまれても心なんて痛くならないとおもっていたのに。
少女革命ウテナ第38話 世界の果て
アンシーは疲れ切った王子様を人々から隠したことで魔女と言われて恨まれました。そのことがあり、アンシーは薔薇の花嫁としてモノのように扱われる事を仕方ないと思っていました。長い間そんな扱いを受けていたことで、感情のない人形になってしまったのでしょう。自分にも暁生以外の他人にも興味もありません。
私の苦しみは薔薇の花嫁としての当然の罰です。でも、ウテナ様まで苦しめて。
少女革命ウテナ第38話 世界の果て
しかし、アンシーは ウテナと過ごして心境の変化が出てきたようです。ウテナの事を好きになっていきます。そのせいで暁生とウテナの板挟みになり苦しむことになります。
ウテナは幼いころに両親を亡くして絶望していた頃、アンシーを見ています。沢山の剣で貫かれて苦しむアンシーの姿を。
そのアンシーを助けたいと思う気持ちがウテナを絶望から救ってくれることになります。ウテナはそのことを長い間わすれていたのですが、物語の終盤に来て思い出します。
再び、アンシーを助けたい。薔薇の花嫁から解放するために革命を起こしたいと望むようになります。
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ウテナは暁生との対決でアンシーに裏切られて、自分の剣を奪われてしまいます。一見、暁生の勝利でウテナの革命失敗と思われました。
しかし、アンシーを薔薇の花嫁から解放するという意味では革命は成功しました。
アンシーは薔薇の花嫁の役割を辞め、今まで依存していた暁生の元を去っていきます。
アンシーが暁生から解放されてよかったですね。でもウテナが消えてしまったのはとても悲しかったです。
少女革命ウテナを見終わりました。最終回ではウテナがアンシーの心について革命を起こしました。
アンシーだけでなく、生徒会メンバーも雰囲気が変わっており何かから解放されたような感じでした。生徒会メンバーのそれぞれの変化について思う事を描いてみます。
生徒会メンバーは各々が、その人への思いが強すぎるためにその思いに縛られていました。その人の事ばかり考えて、自分の事で精いっぱいになっていたのです。
しかし、ウテナが暁生と戦った後には、生徒会メンバーの心境に変化が見られます。気持ちの余裕が見られるようになりました。
解放されたといっても、それぞれの好きな人への気持ちを完全に忘れたわけではないと思思います。その思いを持ったうえで、もっと広い視野を持てるようになったようです。
それぞれのメンバーの変化を見てみましょう
幹はこれまで、妹との過去への思い出に縛られていました。そのためピアノで同じ曲ばかり演奏するという行動をとっていました。
しかし、ウテナによる革命が終わった後は自身の生徒会の仕事を石蕗に引継ぎ、生徒会としてより重要な役割を担いそうな雰囲気です。
また、梢はそんな幹を笑顔で遠くから見つめています。今まで気を引きくためにわざと幹を心配させていたような姿はありません。
西園寺は冬芽への劣等感を持っていましたが、ウテナの革命後にはそんなしがらみなく、冬芽と剣を交えているようです。
冬芽の変化はここだけではあまりわかりませんが、強引に読み取るのであれば人を信用するようになったという事をいっているのかもしれません。
冬芽は、人には心を許さず、人を道具のように思っているところがありました。しかし、西園寺と冬芽が道場で剣を交えているシーンは互いに心許せる友になったという事を示しているのかもしれません。
七実は、「兄一筋」すぎることで苦しんでいました。兄が大好きなので自分だけのものにしたい。でもそうはできないという感じで。
革命後のシーンで七実が道場で対戦する西園寺と冬芽のためにお茶を入れてあげるシーンがあります。このシーン、もしかしたら七実が他の男へも目を向けられる余裕が出てきたという事を示している者かもしれません。
お茶を入れる七実にたいしてありがとう。とお礼を言う西園寺。
しかも、お茶を入れるのに使っていたポットが、若葉と仲良く居候していた時につかっていたものと同じです。これは西園寺と七実の距離が以前より縮まったことを表しており、兄に縛られていない七実を表しているのではないでしょうか?
革命後に、フェンシング部での練習シーンが描かれています。なんと、そこには部員としての詩織の姿が。
そこには、これまでお互いを意識していた姿はありません。樹璃は部長として一人の部品の詩織を指導。詩織は部長として樹璃を尊敬しているようにも見えます。
生徒会メンバーそれぞれが、一皮むけてよい感じになりました。
しかし、みんなウテナの事を忘れてしまっているのが悲しいですね。記憶からなくなったわけではないでしょう。
しかし、樹璃の姉が命をすくってくれようとした少年の名前を忘れたように、生徒会メンバーもウテナの事を忘れてしまうんでしょうね。
少女革命ウテナを最終回まで見終わりました。
アンシー+暁生⇒依存するアンシー。アンシー・ウテナ⇒自立したアンシー という関係だな…と思いました。どういうことか忘れないように詳しく書いておこうと思います。
この二人、はじめ(暁生がディオスだったころ)は純粋にお互いを思いあっていたのでしょう。しかし、暁生が「世界の果て」になってしまってからは互いに病的に依存する関係になってしまっていますね。
アンシー、依存しているな…と思ったシーンを挙げてみます。
アンシーは暁生にウテナの剣を渡すために、ウテナを刺して裏切りました。
人を刺すレベルまでくると、依存というか洗脳されていますよね。その後のアンシーと暁生のセリフが、「お互いを一番知っているのは自分だけ 」 というようなセリフを言っています。
閉じた世界で頼れるのは信用できるのはお互いだけと思っているのが不健全です。
ウテナから奪った剣を欲しがる暁生。アンシーを見つめてこんなセリフを言い、涙を流します。
俺がかつてのように王子様をめざしていたら誰も苦しまなかったのかな…
これはずるい。そして暁生の思うがままに、剣を渡してしまうアンシー。
アンシーを傷つけた後に気を引くセリフ。 まるで「DVした後にやさしくなる夫」を思わせるような場面だと思いました。 妻を殴った後に、優しい言葉ですり寄る夫という関係を想像してしまいます。
アンシーが冷静な精神状態ではなく、暁生しか見えなくなっているのでこんなセリフにコロッといってしまうのでしょう…。
ウテナはアンシーに自立させるきっかけをガンガン与えようとしますね。暁生へ依存していたアンシーにとって、そんなウテナの行動は鬱陶しいだけでしたが、最終的にアンシーを自立させることに成功します。
ウテナは薔薇の花嫁を辞めさせるために、アンシーの世界を広げようと何度も働きかけます。友達を作ったり、夢中になれることはないのか?等。
薔薇の花嫁であること=暁生への依存です。なので薔薇の花嫁を辞めさせようとする事は暁生からの自立を促すことになっています。 ウテナはこの時点では知りませんが。
アンシーの凝り固まった暁生への思いは強いのでなかなか効果は見られません。しかし、少しずつアンシーに変化が見られました。
例えば、ウテナ経由で若葉と接することで「お料理をうまくなりたい…」と自分の気持ちで物を言うようになります。
それを聞いた冬芽に「薔薇の花嫁がそんな事をいうなんておかしい」と否定されてしゅんとしているところもアンシーの心境の変化がみられますよね。これまではそんなことで心を動かされるアンシーではなかったのですから。「やりたいことがある」という気持ちの裏返しのように思えます。
アンシーは暁生とウテナの決闘後に消えたウテナを探すために暁生のもとから去ります。
ここでのポイントは、
①ウテナがアンシーを棺桶から救い出すことができなかった
②暁生が存在している
にもかかわらず暁生を拒否できたというところ。
①は、最後までウテナに守られっぱなしではなく、最終的には「アンシー1人で」暁生を拒否した (=暁生から解放) という事が強調しています。
②については もし、「暁生が消えたことで依存が自然解消した」という流れだったらアンシーの独り立ちという感じは薄れていたんだろうなぁと思います。
これ、恋愛に置き換えてみても面白いですね。DV彼氏との恋愛は自分をダメにしますが、心が素敵なイケメンと付き合うと自分自身も成長できる…みたいな感じの話に置き換えれる。
ウテナのグッズの指輪が気になっています。
通販などで新品の販売はすでに終了しています。購入するとなるとオークションサイト等で買うしかありません。予算もあるので価格が気になります。
相場は一体どれくらいなのか、どんなデザインなのかをしらべてみました。
薔薇の刻印(デュエリスト)の指輪は過去に5種類が販売されてるようです。それぞれの定価と中古品の相場をヤフオクとメルカリで調べてみました。
現在は新品がないため、いずれの商品も定価より高額で取引されることが多いようです。
2018年にTVアニメ20周年を迎え、人気が高まったからなのか結構品薄。すぐに落札されてしまうみたいです。
アニメ放送当時に発売されていたものです。④のものと似ていますが、薔薇の刻印のデザインが若干異なっています。
定価は調べたのですがわかりませんでした。
9/29時点で入札中の中古の相場は15,000円。少し前までは、高くても1万円でしたが、価格が上がってきているようです。
定価は2,592円 (税込) 。9/29時点で出品はありませんでした。1か月前に15,000くらいで落札されていました。
2013年にムービックから発売されていたもの。黒薔薇バージョンもある。
定価は12,960 (税込) 。中古の相場は30,000円くらいです。
2018年にウテナ20周年を記念して受注生産で販売された指輪。
定価は 19,440円(税込) 。中古の相場は23,000円くらいです。
こちらのタイプの出品はほとんど見ません。世界の果てからのカードはテレホンカードになっています。シリアルナンバー付き。
2年くらい前の落札価格が22,000円でした。
それぞれ素敵なので、好みですね。
②はデザインがごついので、男性がつけるとよいかもしれません。
③はが一番アニメのイメージに近いです。イメージそのままを求める方にはよい商品ですね。
①は③と似ていますが、①の方が花びらの大きさ均等に描かれています。③は多少、大きさにメリハリがある感じ。個人的には③の方が好きかな。
④はアニメと少しデザインが違いますが、手が込んでいて素敵です。一番高級感があるのでコスプレで使用すると完成度が上がりそうです。
⑤はプレミア感がありますよね。指輪だけでなく、カードも含めて世界観に浸りたい方はこちらがいいかも。
私の調査ではデザインは5種類あり、価格は2万~3万というところですかね。
結構な値段しますね…。もう少し安ければすぐに決断できるのですが。この金額だと、他のグッズがいくつか買えそうだと思うとなかなか決断できません。
ほしいんだけど、普段付けられるようなデザインではないしなぁ…。迷います。
去年20周年という事をしっていれば、新品を買っていたかもしれない。
少女革命ウテナを久しぶりに見返しました。
鳳暁生と冬芽の関係が気になります。特に鳳暁生編になってから。一言では言い表せない二人。どんな関係なのかかんがえてみました。
暁生は悪趣味なので他の生徒会メンバーが決闘するのを見て一緒に楽しむ悪趣味を共有する仲間と言えますね。
冬芽は「友情があると思っている奴はバカ」というような男です。暁生の悪趣味につきあうにはピッタリの奴と言えます。
冬芽は暁生のパシリとしても働きます。
暁生がウテナを落とすために「俺の代わりにプレゼント選んでわたしとけ」と冬芽を使います。
女性の扱いが上手な二人なのでここら辺のやり取りはスムーズですよね。暁生も冬芽相手なので安心して任せます。
もし、西園寺が同じことを頼まれたとしたら絶対にめんどくさいやり取りになるでしょう。
表面的に楽しんでいる二人ですが、 結局はそういうことです。 生徒会メンバーと暁生のつなぎ役として利用されています。
ウテナと冬芽が乗馬しているシーンでは、暁生が冬芽を当て馬として利用しているなーと思いましたよ。(↓このシーン)
ウテナと一つの馬で乗馬する冬芽⇒ウテナが落馬しそうになる⇒暁生が白馬で現れてウテナを救う。
このときには、冬芽はウテナに本気だったのでちょっと気の毒でした。冬芽の気持ちさえ利用する暁生。悪い奴。
時々、ベッドで上着をはだけさせて寝っ転がる二人のシーンがあります。 このシーンなんですかね?(笑) 冬芽が暁生に色っぽい声で「悪い人だ…」とかいうからなんか事に及んだあとを連想させます。
暁生は女性に見境なしですよね。香苗とその母親に同時に手をだしていたりするから。そんな暁生なので、冬芽を意のままにするために体も使って落としたのか?と想像してしまった。(多分ない)
わかってはいたんですが、お互いに信用していない親分と子分のような関係ですね。
ウテナは王子様にあこがれているので、カッコイイが好きです。 普段から女子と群れておしゃべりをするなんてことはせず、基本は一匹オオカミです。ちなみに自分のことは僕って呼んでいます。
運動神経は良くて、男子学生に混ざってバスケットボールをしている描写がありました。男の子相手にシュートを決めてました。女の子から見るとカッコイイ~ってなるのかもしれないですね。なので、若葉のような女の子から騒がれていたりします。
女子高とかだと、同性のあこがれの存在になることはありそうですが共学の中学でこの人気はすごいですね。
かっこよくという思いはウテナの格好にも良く表れています。ウテナが通う鳳学園は女子はセーラー服、男子は学ランを着用することになっています。しかし、ウテナの制服は独特です。
半ズボン+学ランみたいな。セーラー服は着ないで動きやすく、カッコいいと思って着ているのだと思います。が、実は一番女性の体のラインを強調するセクシーな格好をしていると思います…。こんな子が中学校内を歩いていたら、目のやり場に困ってしまいますよね。
薔薇の花嫁であるアンシーが西園寺に叩かれたり、物のように扱われているのを見てすごく怒っていました。生徒会の人達はみんなアンシーに自分の意志がないことを理解しており、そのせいで物のように彼女を扱っていました。しかし、ウテナは薔薇の花嫁はエンゲージしたものの言いなりであるという説明を聞いてもとても受け入れることができず、自分とエンゲージの際は王子様になったかのようにアンシーを守ります。また、決闘に負けてアンシーとのエンゲージを解消した後も、アンシーがぞんざいに扱われているのを見ると許せないようでした。
ウテナのような気持ちになるのはわかります。そりゃ人が物のように扱われていたら誰だっていやな気分です。が、学校の権力者たちに臆することなくは向かっていくのは、すごい正義感だと思いました。
普段は王子様になると言っており、サバサバした感じに見えますが意外に乙女です。鳳暁生がウテナを利用するために、アプローチをしました。暁生はウテナをお姫様扱い。これにより、ウテナはコロッと堕ちてしまいました。恋愛になれていない中学生が大人の男、しかもイケメンに言い寄られたから仕方ありませんが…。
ウテナ、僕とか言っているのに乙女なところもありかわいいですね!よく考えたら中学生ですからね。そりゃ不安定ですよね。王子様にあこがれていたウテナが王子様になれたかどうか?はここに書いてあります!是非読んでくださいね。
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少女革命ウテナの3巻を読み終えました。2巻までとくらべて違いは少なかったです。
大きな違いはこれくらいです。
ウテナはアンシーを取り戻すために冬芽と再戦し、みごと勝利。
アニメでは、そのあとに冬芽が自宅に引きこもってしまいます。
レコードをリピートしている姿は心がやんでいるなぁと感じました。
マンガでは冬芽がウテナの子分になって、同居します。しかもすごく元気!
アニメではアンシーの紹介によりウテナと暁生が顔を会わせます。
マンガでは、暁生がアンシーと間違えてウテナを引き寄せるという出会いです。
アニメでは「14話黒薔薇の少年たち」で登場します。
アニメではアンシーがウテナに暁生を紹介したのと一緒に婚約者として紹介されてます
マンガでは婚約者がいるという記述だけで、登場しません。
また、
アニメでは理事長の娘ですが
マンガでは理事長の孫となっています。
マンガだけのオリジナルの話が掲載されています。チュチュが主人公。
チュチュが土偶のような人形を見つけ、その力で三つの願いを叶えるというお話。天敵のチュチュと西園寺がやりいいます。