1回目の逮捕
有価証券報告書に自分の報酬を少なく記載したため、金融商品取引法違反で逮捕されています。
ゴーンは自身の報酬が69億あるのに、15億と報告したのです。
これの何がいけないのでしょうか?
簡単に言うと
有価証券報告書には会社の「会社の利益=会社の収入-会社の支出」 が記載されています。
ゴーンの報酬は「会社の支出」に当たります。
つまり、ゴーンの報酬が少ないほど、会社の利益が実際より多くなってしまうのです。
ゴーンが69億の報酬を15億と偽ったため、会社の利益は実際よりも54億儲かっているように見せることになりました。
会社が実際よりも調子が良いように見せかけてしまったことが悪いということです。
これについては、ここに詳しく書いてあります。
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2回目の逮捕
有価証券報告書に自分の報酬を少なく記載したため、逮捕。
1回目と同じ理由ですが、不正をした期間がことなりますね。
調査に時間がかかったからでしょうか?
3回目の逮捕
ゴーンは個人の資産管理ででた損失を日産に渡したのです。
その金額およそ18億。
スワップ契約による資産管理をしていました。
しかし、リーマンショックで資産が急落。これにより18億円の損失が出ました。
足りない分を支払うように、契約先の新生銀行に言われたのですが、ゴーンは支払いを拒否。
自分の18億の損失を会社の損失に移し替えたんだそうです。
そんな事ができてしまうことにも驚きなのですが、
18億という巨額な損失を悪気もなくかいしゃのものにしてしまうことに驚き。
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4回目の逮捕
中東のオマーンにある日産の代理店の代表に不正にお金を送ったそうです。
代理店なので、日産の車を売ります。
代理店が車が売れると、その分よくやった!ということで
日産から代理店にインセンティブ(報奨金)が支払われます。
ゴーン氏は今回、この制度を悪用しました。
ゴーン氏には日産の社長としてわりかし自由に使えるceoリザーブというお金があります。
このお金をインセンティブとして代理店に渡したのです。
その額35億円!
車がそんなにも売れてないにも関わらず。
ちなみに、代理店の社長はゴーンの友人でした。
そして、その一部はゴーン家のクルーザー購入などに使われたとか。
そんな感じで
会社のお金を不正に使ったので、会社法違反で逮捕されました。
まとめ
ゴーンが逮捕の理由は
一回目、二回目…報酬を少なく報告
三回目…ゴーン個人の資産管理の損益を会社の損にした
四回目…仲のいい人に会社のお金を不正にあげた。
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