前回のお話はコチラ「30話 ふたりは旅行中」
あらすじ
ポーダマンに追われるギャングラー怪人ヨシー・ウラザーが、国際特別警察に自首してきた。圭一郎(結木滉星)らが取り調べを始めると、ヨシーは情報を流すかわりに罪を見逃せと、司法取引を持ちかけてくる。ノエル(元木聖也)は罠だと疑い反対するが、取り調べにより心が通じ合ったと感じたつかさ(奥山かずさ)は、ヨシーを信じて司法取引を進める。ゴーシュに金庫をひとつもぎ取られたというヨシーの情報によると、ゴーシュはギャングラー怪人たちの金庫を集めて、とんでもないことをやろうとしているという。
そんな中、国際特別警察フランス本部から、ヨシーの移送命令が。ノエルの差し金に違いないと睨んだつかさは、移送中にギャングラーに襲われたヨシーを逃がそうとする。世話になったお礼として、ヨシーはつかさにコレクションを渡す。と、突然、ヨシーが豹変。ヨシーのコレクションは、善と悪の心を入れ替えるもの。ヨシーは本来は悪いヤツで、コレクションの力でいい人に見えていただけだったのだ。真実を知ったつかさは、ヨシーを撃破する。
そこに、ゴーシュが作り上げた体中にいくつもの金庫を持った怪人・実験体が現れる。実験体はコレクションを弱くするコレクションも持っていた。さらに実験体は巨大化。パトレンジャーはパトカイザーで応戦するが、圧倒的な力で撃破されてしまうのだった。
今日の見どころ
ゴーシュの実験
ギャングラ―についている金庫。この金庫の数を増やして移植すると強いギャングラ―になる。しかし、制御をすることが難しくなるということがこれまでの移植実験でわかりました。
ギャングラ― ヨシーもゴーシュの実験のために金庫を取られそうになったといっている。
話の後半には金庫が5つあるギャングラ―(実験体)が現れます。通常のギャングラ―は1つの金庫なので、とても強くて狂暴です。これにくわえて、コレクションを弱くするコレクション(グッディの天敵!)を金庫にしまっています。そのせいで、グッドストライカーの力でパトレンU号になった変身がとけてしまいます。これまでのギャングラ―とは比較にならないくらい強い様子。今回の放送では倒せずに、次回に持ち越しです。
警察ドラマ、映画などのオマージュ(小芝居)
ヨシーからギャングラ―の情報を聞き出すために警察ドラマを参考にすることを提案する咲也(パトレン2号)
それぞれの小芝居がおもしろいです。
その1:昭和の警察ドラマ風再現
圭一郎(パトレン1号)が若手掲示、咲也がベテラン刑事(その名も咲さん!)。べたな「かあさんが~よなべーをして」が流すもヨシーの自白に失敗。圭一郎の若手熱血刑事はそのまんまの役だね…うん。似合っているとおもいます。
その2:ヒルトップ、ジムカーターでハリウッド映画風再現
ヒルトップ管理官が鍋やお玉などの調理器具を体に張り付けてロボット姿で登場。ロボコップのマネかなぁ?ジムカーターはひげ付けていて変装していたけど。ちょっと、何の映画かわからなかった。(笑)
その3:紅茶がすきな相棒刑事???
咲也はノエル(パトレンX)にも小芝居を促す。ちょうどノエルは紅茶をのんでいたので、もしかして紅茶が好きな…(刑事の役をやりますか?)」と聞いたところ、ノエルが「はい?」と返事。この返事の仕方、相棒の右京さんの返事やん。
色々とぶっこんできて、毎回飽きさせないですね!
つかさのやさしさとその危うさ
ルパンコレクションの効果で良いふるまいをしているヨシー。
一生懸命改心したことを訴えるヨシーに対して、自分もヨシーの更生を一生懸命手伝おうとします。ノエルが深入りするのやめるように忠告しているにも関わらず正しいことをしようとしている人(ギャングラ―だけど…)の邪魔をするのがゆるせないのですね。
自分が正しいと思ったことに一直線に頑張るつかさ。仲間であるノエルの忠告も聞けないくらいにヨシーを信用してしまいます。
方向を間違えると悪用されてたかもしれません。ちょっと危なっかしいですね。
青春ドラマ風小芝居。もしも、みんなが学生だったら?
ヨシーの「ギャングラ―じゃなくなったら青春を謳歌したい」という発言があり、またまた小芝居。
学生姿のパトレンメンバーとヨシーが将来の夢を語ります。
おさげセーラー服姿のつかさのかわいいです。夢は、おもちゃ会社で働くこと!かわいいもの好きのつかさらしいですね。
圭一郎は丸メガネの学ラン姿。夢は、警察官!ここでも、やはりそのままやんか~という設定が面白いです。
圭一郎の夢は、なんとyoutuber!意外なゆめにクスっときました。
ギャングラ― ヨシの夢、それは旦那様をささえるかわいいお嫁さん。なぜか旦那さんは男装のつかさ。つかさの男装まえもあったけど、なかなかかっこいいですね。
ノエルのつかさにたいするやさしさ
つかさがヨシーを逃がそうとし、そのお礼として自分のルパンコレクションをつかさに渡します。その瞬間、ヨシーがもとの悪いギャングラ―に戻ってしまいます。今回のルパンコレクションは善悪を入れ替える「ひっくり返す」という物。
ヨシーはルパンコレクションの効果ではあるものの、じゃべっていたことは本当だったんですね。
つかさへお礼をしようとした結果、ギャングラ―の悪い心にもどってしまうとは皮肉なものです。
裏切られたつかさ、悔しいしだろうし、なぜ自分はノエルの忠告を聞かなかったのか?ギャングラ―を信じてしまったのかと後悔したことでしょう。しかし、その姿をみたノエルは「それでも、その姿は気高く素晴らしい」というような事をいっています。
ずっと心配していたんでしょう。こうなって傷つくこともわかっていた。みていてつらかったでしょうね。
ショックを受けたつかさを気遣う姿に少し感動しました。ノエルはどちらかというとルパン側の人間だと思っているのですが、パトレンメンバーとの気持ちのつながりも目が離せません。
次回のおはなし
ルパンXとパトレン1号が決闘します。
コメント