都道府県の違いについて調べたときに、なぜ北海道は大きいのか?分割されなかったのか?という疑問がわいてきたので調べてみました。(記事はコチラ)
3県に分かれたことがある。
札幌県、函館県、根室県の3県に分かれていた時代があります。
1882~1886年までのわずか4年弱の間です。
3県うまく機能せず 原因は?
3つの県が北海道開拓でうまく機能しなかったため、1つにもどってしまったのです。しかし、なぜうまく機能しなくなったのでしょうか?その理由をしらべてみました。
不況のタイミングと重なった
当時、西南戦争によるインフレーションが起きていまし。これを抑えるために政府がデフレを誘導したのですが、逆にそれが不況につながってしまいました。この不況の時期と重なったため十分な資金を投入できなかったのです。
3県の足並みがそろわない。
当時、北海道の人口は26万人。函館県の人口は15万人と過半数が集中してしました。逆に根室県は2万人弱と少なく、各県で偏りがありました。これだけバランスが悪いと3県の力関係にもゆがみが出て一方に不満が募るでしょう。未開拓が多い根室県を開拓していくか、函館藩をさらに発展させるかなどと方針も異なる点がおおかったのではないでしょうか?
また、先にかいたデフレのため予算が潤沢ではなく、各県での予算奪い合いにもつながったのではないでしょうか。これではますます足並みはそろいません。
これらの理由から、北海道の分割は加速せず3県は1つにまとめられて開拓を進めることとなりました。
では、現在の北海道では分割について議論されたことはないのでしょうか?
また今度調べてみたいと思います。
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