今回は樹璃がメインのお話ですね。この話を昔見た時は、樹璃が好きだったのはあの子だったのか!ということしか印象に残っていません。
見返してみると、樹璃の奇跡を信じたいのに否定する切ない気持ちに注目してみることができて理解が深まったなぁという感じです。
7話 見果てぬ樹璃 あらすじ
優雅な外見の裏に牝豹の烈しさを隠し持つ生徒会メンバーの有栖川樹璃。彼女がウテナに決闘を挑む。自分が欲する「奇跡」を否定するために。
(C)ビーパパス・さいとうちほ/小学館・少革委員会・テレビ東京
7話 見果てぬ樹璃 考察・見どころ
有栖川樹璃の裏の顔
樹璃はフェンシング部の部長で優秀な生徒会メンバー。しかし、裏の姿は先生さえも恐れている。樹璃を怒らせれば教師であっても学園にいられなくなる。そのことを知っている生徒は10m以内には近づかないんだとか。
樹璃の秘めた恋とは
樹璃、瑠果、枝織はいつも一緒にいた仲良し3人組。瑠果は同じフェンシング部の男子で詩織はマネージャーかな?
枝織は樹璃と瑠果が両想いだと思い込んでいました。しかし、枝織は瑠果の事が好きだった。
樹璃はそんな枝織を今でも好き。樹璃のペンダントには枝織の写真が入っている。
樹璃がアンシーを平手打ちした理由
アンシーが「よかったらどうぞ!」と樹璃に薔薇の花を渡そうとするアンシー。そんなアンシーを樹璃が平手打ち。なぜ?と思いましたが樹璃の回想でその理由が!
樹璃が思いを寄せていた同級生の詩織が同じ薔薇を持っていました。
しかも薔薇の花嫁は奇跡の象徴。奇跡を否定したい樹璃にとっては面白くありません。
そのことをわかってやっているアンシーが怖いです。
樹璃はなぜ奇跡を否定したい
奇跡なんてものがあるなら、樹璃は枝織と結ばれているはず。しかし、そのようなことは起こらず。
奇跡なんてない。もしもあったとして、自分に縁がないものなら否定した方が楽ですよね。
そんな感じで樹璃は奇跡を否定したいのかもしれません。
ウテナの奇跡も否定しようとする
樹璃が奇跡を否定する気持ちは、自分の中だけにとどまりません。王子さまとの繋がりを奇跡と信じているウテナをも否定してきます。
ところで、このシーンは樹璃がウテナにキスするんじゃないかとドキドキしました。ウテナの奇跡を信じる話を聞いて、樹璃も信じようと思ったのか?と思わせつつ、違いました。
ウテナに指輪をとれ、気持ち悪いとまで‥
樹璃、突っ走りすぎ。
影絵少女のかしらかしら
遠足で動物園に行く予定だったがいけなくなった。本当は行きたかったのに、あんなつまらない動物園行きたくなかったと自分の気持ちに嘘ついてる?お話。
やりたいことができなかったから、自分自身をあきらめさせるために本当はやりたくなかったという事にしているという内容です。
樹璃の軌跡に対する考え方と共通しますね。樹璃は心の奥では奇跡を切に願っていたのでしょう。
決闘で奇跡を見せつけられた
ウテナの奇跡を否定するために決闘を挑んだ樹璃。樹璃の剣の腕はスゴいので、ウテナが樹璃に勝つには奇跡が起こらないと無理な状況。
そして、その奇跡は起こります。
樹璃に飛ばされたウテナの剣が落ちてきて、樹璃の花を落とします。
でも、なぜウテナにはこんな奇跡げ頻繁に起こるんですかね。アンシーもしくは、王子さまの意思が強く働いているのかな。
奇跡を起こす力を手に入れたくなった?
樹璃は戦いを終えて少しだけ奇跡を信じるようになったのかも知れません。
もし奇跡のような力があれば、ウテナからそれを奪ってやる。と再戦を匂わすことをいっています。
また、秘めた思いを成就させるための戦うのかという冬芽の言葉を否定していません。
生徒会が書いた決闘の対戦図が面白い
生徒会は、これまでの決闘の勝敗をホワイトボードにメモってますね。
これが、おもしもかった。ずっと書いてほしいな。 ↓こんな風に決闘の感想が添えられています!
- 天上ウテナ…誰だこいつ?→やるじゃないか→2連勝→うっそー!3連勝
- 薫幹…僕の出番です
- 西園寺莢一…愛のために戦う男→あきらめ悪い男/負け犬への道
おわりに
樹璃の裏表や好きな人についてなど、まさか!という展開でしたね。
この回を好きな人って多いんじゃないかなと思います。一見完璧に見えるのに、あんなに繊細な悩みを抱えているなんて。
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