今日、少女革命ウテナの最終回を見終わりました。不覚にも泣いてしまった…。
何年か前に見た時は、ウテナがナゼ戦っていたのかあんまり気にせずに見ていました。
せっかく見終わったので興奮が冷めないうちに、自分なりの解釈について書いていこうと思います。
ウテナが望んだ革命とは?
ウテナが望んだ革命とはアンシーを薔薇の花嫁から解放すること。過去のしがらみからアンシーを解放することです。
ウテナが「世界を革命する力」を望むようになった理由
ウテナは最初の頃から決闘にも世界を革命する力にも興味がありませんでした。そんなウテナがなぜ革命を望むようになったのでしょうか?
アンシーの苦しみを知ったから
ウテナが革命を望むようになった理由の一つは、アンシーと一緒に過ごすようになってアンシーの苦しみを理解するようになったからです。そんなアンシーを苦しみから解放したいと思うようになったからです。
アンシーの苦しみとは
アンシーは、自分のことをこんな風に言っています。
私は薔薇の花嫁だから、心のない人形だから体はどんなにさいなまれても心なんて痛くならないとおもっていたのに。
少女革命ウテナ第38話 世界の果て
アンシーは疲れ切った王子様を人々から隠したことで魔女と言われて恨まれました。そのことがあり、アンシーは薔薇の花嫁としてモノのように扱われる事を仕方ないと思っていました。長い間そんな扱いを受けていたことで、感情のない人形になってしまったのでしょう。自分にも暁生以外の他人にも興味もありません。
私の苦しみは薔薇の花嫁としての当然の罰です。でも、ウテナ様まで苦しめて。
少女革命ウテナ第38話 世界の果て
しかし、アンシーは ウテナと過ごして心境の変化が出てきたようです。ウテナの事を好きになっていきます。そのせいで暁生とウテナの板挟みになり苦しむことになります。
幼い時に見た薔薇の花嫁
ウテナは幼いころに両親を亡くして絶望していた頃、アンシーを見ています。沢山の剣で貫かれて苦しむアンシーの姿を。
そのアンシーを助けたいと思う気持ちがウテナを絶望から救ってくれることになります。ウテナはそのことを長い間わすれていたのですが、物語の終盤に来て思い出します。
再び、アンシーを助けたい。薔薇の花嫁から解放するために革命を起こしたいと望むようになります。
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ウテナの革命は成功したのか?
ウテナは暁生との対決でアンシーに裏切られて、自分の剣を奪われてしまいます。一見、暁生の勝利でウテナの革命失敗と思われました。
しかし、アンシーを薔薇の花嫁から解放するという意味では革命は成功しました。
アンシーは薔薇の花嫁の役割を辞め、今まで依存していた暁生の元を去っていきます。
おわりに
アンシーが暁生から解放されてよかったですね。でもウテナが消えてしまったのはとても悲しかったです。
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